一般眼科

ものが見える仕組み

人間の目は、カメラの構造に似ています。虹彩はカメラの絞り、水晶体はレンズ、網膜はフィルムに相当します。外界の像を見た場合、像は透明な角膜を通り、光の量を虹彩の絞りで調節、更に水晶体でピント合わせを行い、透明なゲル状の硝子体を通過して、網膜の黄斑に焦点を結びます。そして、その情報が視神経を通じて信号として脳に伝達され、 外界の像が認識されます。

一般眼科について

一般眼科では、眼に起こる様々な病気や不快な症状を幅広く扱います。 充血や目の痛み・視力低下など、よくある目の症状だからといって、大丈夫だとは限りません。中には眼底出血や緑内障など視機能に影響するものや、全身的な疾患が隠れている場合もあります。また、病気の中には、ゆっくりと進行するものもあり、様子をみているうちに、症状が進行してしまうこともあります。受診は早ければ早いほど、進行を食い止められる範囲が広がります。病状が進行してから治療するよりも、患者様の負担がずっと軽くなるのです。

当院は眼科かかりつけ医です

当院は、この地域にお住まい・お勤めの皆様の眼科「かかりつけ医」として、患者様の症状に寄り添い、わかりやすく納得のいく説明を心がけています。ご承知のとおり、目の病気が重症化して視機能が低下すると、患者様のQOL(生活の質)は大きく低下します。また中には全身的な異常から目の症状がみられる場合もあります。仕事や家事、学業、日常生活などに支障を来たすことがないよう、目の異常・違和感を覚えた際は、お早めに当院をご受診ください。

このような方はご相談ください

結膜炎

結膜炎は、いわゆる白目とまぶたの裏側を覆っている半透明な膜が、赤く充血して炎症を起こす病気です。結膜炎は細菌やウィルスの病原微生物などの感染によって起こるもの、アレルギー反応によって起こるものなど、いろいろな種類があります。原因によって点眼の使い分けが必要です。多くは抗生物質や抗アレルギー剤で治癒しますが、なかなか症状が治まらない場合は、結膜炎以外の病気が合併している可能性があります。

充血

充血は様々な原因で起こります。結膜炎やドライアイ、異物飛入などによるものが大半で、点眼治療や洗眼・処置などにより治まりますが、中には、あまり聞きなれないブドウ膜炎や強膜炎、あるいは全身疾患に合併して充血が起こっている可能性もあります。まずは当院までご相談ください。

ドライアイ

ドライアイは涙の分泌量が低下したり、涙の質が低下したりすることにより、黒目の表面に涙が十分に行きわたらなくなって、目のごろごろ感・カスミ・不快感など、様々な症状をひきおこします。加齢、長時間にわたるVDT作業、エアコンによる室内の乾燥、コンタクトレンズの長時間装用などによりドライアイ患者さんの数は増えています。
当院では、ドライアイの状態にあわせて点眼の選択をし、生活習慣や使用コンタクトレンズのアドバイス等をさせていただきます。点眼で軽快しない場合は、目の表面の涙が外へ逃げていかないように、『コラーゲンによる涙点プラグ治療』も行っております。詳しくは当院でご相談ください。

まぶたの腫れ

まぶたの腫れる原因で一番多いのは、ものもらいかアレルギーによるものです。
ものもらいは、黄色ブドウ球菌などの細菌感染が原因となって起こります。感染初期には目の違和感を自覚し、次第にまぶたが赤く腫れて痛むようになります。比較的、軽度の場合は、抗菌薬の目薬などで症状が治まります。腫れの強い場合は、目薬だけでなく、内服薬を併用することもあります。膿が溜まって腫れがひかない場合は、切開により膿を出さなければならない場合もあります。
他にも、心臓や腎臓の病気・甲状腺疾患等でまぶたが腫れることがありますので、原因をしっかり探り、早めの対応・治療を開始することが大切です。

視力低下

単純に近視や遠視・老眼などにより視力が低下した場合は、適切な度数の眼鏡やコンタクトレンズで矯正しますが、白内障や眼底出血などの目の中の病気があると、眼鏡やコンタクトを装用しても良好な視力は得られません。病気によっては早めの治療が必要となりますので、まずは原因を特定しておくことが大切です。

花粉症(アレルギー性結膜炎)

人間には、外界から侵入してきた病原体などを『非自己』として認識して排除しようとする『免疫』が備わっています。しかしこの免疫が過敏に働きすぎると、見当違いの免疫反応(アレルギー)が起きてしまいます。アレルギー性結膜炎の中でスギやヒノキなど植物の花粉が原因となって起こるものを花粉症といいます。花粉以外に、ほこりやダニ、ペットの毛、使用している点眼やコンタクトレンズ、コンタクトレンズの洗浄液でアレルギーが起きることもあります。季節性の花粉などが原因の場合は、プロアクティブ療法といって、症状が出る前から治療を開始すれば、症状のコントロールをしやすくなりますし、コンタクトレンズの素材や洗浄液を変更することで軽快する場合もあります。症状が強いと学業や仕事が手につかないなどの影響がでることもありますので、お早目にご相談ください。

まぶたが下がる

まぶたが垂れ下がって、目が開きにくくなってしまう状態を眼瞼下垂といいます。片目のみに起こる場合と、両目の場合があります。黒目の上部に瞼がかかる程度のものから、黒目のほとんどがまぶたで隠れてしまう重度のものまで、患者様により症状の程度は様々で、眼瞼下垂に伴って肩こりや頭痛、眼精疲労などを引き起こすこともあります。多くはコンタクトレンズ装用や加齢が原因ですが、糖尿病や神経・脳の病気が原因のこともありますので、診察をうけることをおすすめします。全身疾患が原因でない場合は、眼瞼下垂の程度により手術が必要となります。

眼精疲労

目を酷使する作業を続けていると、目の奥の鈍い痛みや視界のかすみ、まぶしさ、充血などの症状が強まります。また、頭痛や肩こりなどの全身にわたる症状が現れることもあります。度数の合わないメガネやコンタクトの使用が原因になることが多いですが、緑内障や白内障などの眼疾患でも、眼精疲労が起こることがあります。最近は、特にスマートフォンやパソコンなどが原因となるケースが非常に多く見られ、その方の屈折異常(近視・乱視・遠視)や年齢・ライフスタイルにあわせて対処が必要です。

涙目

眼の表面が何らかの理由で過剰に刺激されたり、涙を排出するための管(涙道)が詰まったりすると涙目になります。アレルギーやドライアイなどが関係しているときは、それぞれの治療を行います。また、涙道に原因がある時は外科手術を視野に入れて治療を進めます。

目の痛み

目の痛みといっても、目にゴミがはいったような目の表面の痛みから、眼の奥の重い・鈍い痛みまで様々です。中には角膜潰瘍や緑内障・ブドウ膜炎といった、視機能に影響してくる病気が原因になることもあり、特に長引く痛みには注意が必要です。

院長
山田 はづき(日本眼科学会認定眼科専門医)
診療内容
眼科
住所
〒170-0004 東京都豊島区北大塚2-10-5
北大塚BMAビル5階
アクセス
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都電荒川線「大塚駅前駅」より徒歩4分
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